虎猫でまだ小さい時に拾われた猫で一昨年の8月くらいの生まれなんで2歳なってない猫と去年の6月くらいに生まれた1歳たってない猫を飼っていて、その2匹で子供を産みました。
基本的にゲージに子猫を入れて、母猫がにゃーにゃー泣いてる時や、家にいる時、ご飯の時には外にだして、ゲージの中に入りたがってる時に中に入れてあげてました。
子猫が生まれてから1ヶ月くらいたって子猫もだんだん活発になってきてゲージの外に出たがっていたりしていたのでだしたりしていたんですがその時は何ともありませんでした。 でも首の後ろを噛んで中に入れるって行為が分からないのか、バラバラで遊んでいることに戸惑って震えた感じのにゃーみたいな声で泣いてる時があったのですが少し経つと何ともなかったのであまり気にしませんでした。
父猫が構ってくれなくなって子猫を殺してしまうっていう記事をみて子猫を噛んだ時に父猫を怒って抱っこしたりすると逆に自分に噛んできたりとかありました。勘違いして噛んでくるのかなって思っていたし、たまにしかそゆ事がなかったのでそれも気にせず、その後父猫をおろすと何ともなかったです。
そして子猫が生まれて1ヶ月ちょっとたった時にいつものように子猫をゲージの中に入れようとした時に子猫を軽く踏んでしまいとっさに体重をかけないように前に転びわぁーと大きな声を出してしまいました。その転んだ時に母猫に思いっきり顔を引っかかれました。そのあと少し母猫が警戒していたのですが何時間かするといつもと変わら ない状態でした。
そして次の日の朝、いつもと変わらない母猫に昨日の事も忘れて2階にいる息子を少し大きめの声で呼んだ時、思いっきり噛まれたり、引っかかれました。すぐに息子が下に来てくれて何とかして、ゲージの中に子猫と入れました。ゲージには暗くするために周りと上を囲って、入口のところは毛布を上に開けれるようにしてかけていたので見えないようにしていたんですが近くを通るとやっぱり威嚇して唸っていました。
1〜2時間経ってからゲージから出してほしそうににゃーにゃーないていたので母猫だけだして見ました。最初はちょっといつもと違う感じはしたんですが餌を欲しがってる感じだったのでおやつをあげようとして皿に入れて食べていたのですが食べ終わった途端威嚇じゃなく、完全に攻撃しに来ました。もう1人の息子の次男と2人でいてその息子に助けてもらい出来るだけ2人で距離をとって必死に呼びかけましたがずっと唸って警戒していました。
そのままでは何も家で行動できないので無理やりですがゲージの中に入れました。その時もゲージの間から手を伸ばして攻撃しようとしてきてました。その後旦那と一番最初に助けてくれた長男とと三男が家にいてゲージから出してみたのですが最初は何も無かったらしいのですが子猫が違うところでおしっこしようとしていたのを見てトイレに連れていこうともった瞬間母猫に噛まれ同じ状況になり、旦那がそれを止めにはいり、旦那にも同じく攻撃しました。
それから怖くて誰もゲージの中に入れることが出来ずずっとリビングにいて、姿が見えると威嚇という状態です。運良く三男には大丈夫らしく、リビングを通らないといけない時は一番遠いところでおやつをあげてもらいそのすきにお風呂や寝室に移動してます。
次の日の朝、寝室の扉を開けると父猫の方が先に中に入ってきてその後に母猫も入ってきました。攻撃してこなく、撫でさせてもくれましたが寝室から出ようとするとまた攻撃してきそうな感じだったのでなかなか出られず、三男におやつを遠いところであげてもらってるうちに移動しました。
その日はずっと威嚇したままで長男は2階から降りてくることさえ出来ず、用事があり私と旦那と次男で朝から夕方まで出かけていて帰ってくると玄関まで来て寝室に来たのと同じ感じで撫でさせてくれましたが少しするとまた攻撃してきました。
今はできるだけ目を合わせないようにしたり、近くに行かないようにしたりして、母猫に対して怒ることもやめています。どうしたら今後怒らないようにできるのでしょうか…。
今回の猫さんのケースは、相談内容に示された状況だけで判断するかぎりでは母性による攻撃行動の疑いが濃厚ですね。いわば猫さんが幼い我が子を守ろうとしての他者への威嚇であり攻撃です。
ただし、この行動が本来顔見知りである飼主やその家族に向けられることはまれで、普通は見知らぬ者がその攻撃対象となることが常です。今回は子猫のそばであなたが突然大声を出したりしたため、不意に襲われたとでも思った猫さんがそのあなたの行動に著しい脅威を感じたことで引き起こされたまれなケースである可能性が高いでしょう。猫さんはかなり神経質な気質の持ち主なのかもしれません。
一般に母性は子猫が離乳した頃から子離れする頃までに徐々に弱まってきますが、母性による攻撃行動もそれに伴っていずれ消失の方向に向かいます。ただ子猫の数が1匹や2匹という風に少ないと完全離乳や子離れが遅くなる傾向があるため、母性やそれによる攻撃行動が長く持続しがちです。
その理由は、子猫の数が多いほど授乳する母猫の疲労や消耗が激しくなるために早く離乳させようとする傾向があるからで、子猫の数が少なくて余裕のある母猫ではそれとは逆になるというわけです。そちらの子猫の数次第では、一応そのことを念頭に入れておく必要があるかも知れません。
いずれにせよ母性による攻撃行動の場合、母猫の子猫への関心が薄らぐ子離れまでは不用意に子猫に接触するようなことは避け、子猫の動きに神経をとがらせている様子が見られる間は、母猫に対しても腫れ物に触るように要らぬ刺激を与えないよう接触は最小限にとどめることです。可能であれば子猫と一緒に一時的に別室に隔離することが望ましいと思います。
なお、子離れ後も相変わらず飼主や家族への威嚇や攻撃が続く場合は母性による攻撃行動とは考え難く、今回の出来事がきっかけで猫さんが飼主や家族の行動やその存在を自分への脅威と捉えてしまったことで引き起こされる恐怖性攻撃行動なども考えられます。その場合は放置できませんので、改めて行動診療の専門医を受診されるようお勧めします。