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猫アニメ

猫の問題行動に関する相談事例


No.89:異常に怯えるのは超音波ネズミ駆除器が原因かも


★★相談内容★★

野良だった、猫ちゃん10年齢の雌で避妊済み、おとなしくて今人見知りはあるが、とても賢買ったのに、突然、怯えて、威嚇しながら、走り回るその様子は、尋常出ない、それから、いつも、脅え、自分のいた、部屋なのに、恐る恐る歩き、突然、叫び声で挙げ脱兎のごとく逃げる💨様になって姉妹、獣医師似みてもらたが、内科的には、異常ないですジルケーンを飲ませるようにと、言われましたが、食欲がないのか、トイレの砂の上に座ってたり、して、ゲージから出てきません!元に、戻るでしょうか?

思い当たる事は、鼠や害虫駆除のちょう音波を、2ヵ月辺りから、取り付けていました、ペットには、無害とあったんです、それが、原因なのか、わかりませんが、本当に、困ってるます



★★助言内容★★

相談内容を見る限り今回の猫さんの問題行動の原因を推測できる情報はほぼ皆無なのですが、その中で思い当たることとして唯一記述されていた超音波ネズミ駆除器については、まさにその原因として疑う根拠は十分にありますので、まずは即刻使用を中止して装置を取り外してみることをお薦めします。

現在市場に出回っている同じような目的で使われる製品の多くが、周波数が20,000〜50,000Hzの超音波を100〜130デシベルの大音量で発生させる仕様になっており、その放射される音圧効果によりネズミにストレスを与えて寄りつなくさせるというものです。なお、いずれの製品も人間やペットには何ら害がないことを謳ってはいます。

確かに一般にネズミの可聴域は200〜64,000Hzであるのに対して人間の可聴域は12〜23,000Hzとされており、超音波ネズミ駆除器から放射される音は大音量であっても人間には聴き取ることができないので害はないかも知れません。しかし猫の可聴域は45〜64,000Hzとネズミと変わらないため駆除器から放射される音は十分に聴き取れているはずです。

もし猫さんの生活環境中にある日突然そのような大音量を発するものが出現し、四六時中あるいはそばを通る度にその音圧の洗礼を受けるようになってしまったとすれば、とりわけ臆病な性格であればなおのことその脅えは並大抵ではないでしょう。我々はそれが何であるかを理解しているので不快感だけで済んだとしても、猫さんにしてみればその生活圏に大音量で威圧してくる得体の知れないものに居座られてしまった訳で、いつ襲われるかも知れない不安や恐怖たるや尋常ではないはずです。

今回の原因がそれであったとして、装置の使用を中止してそれを取り外した後も挙動不審な行動が一向に改善されなかったり逆に悪化する場合は、強烈なストレスが生じたことによって心の病気である恐怖症性障害を引き起こしている可能性があり別途治療が必要になります。もちろんそのほかの原因による可能性も否定された訳ではありませんので、いずれにせよ今後も問題行動が続くようであれば受診をご検討ください。