コスパの良さで勝負

実家であるうちの猫ハーレムを常日頃からライバル視し、何かにつけて対抗心を燃やしてる長女宅の猫ハーレム。

早々と冬恒例の猫団子で勝負を挑んできたけど笑止千万。無駄に電気食うホットカーペットはコスパ悪すぎ、温ぬくすぎてこんな具のバラけた団子汁みたいになってちゃ勝てません。

それに比べたらうちの暖か電気毛布、なかなかの省エネぶりで言ってるほどには暖かくないもんだから、しっかり暖たまりたいならみんなでくっつこうからの、こりゃ暖かいわってなってコスパ最強ゲット。

うちの猫団子に勝ちたかったら、こういうとこ見習いなさい。

究極の上から目線

それでもって、これ以上ない絶対優位のポジション取りに成功!

非力な俺っちが、この強敵にマウントとるにはこれっきゃない!

ってことで「おらおらおら!悔しかったらかかってこいやー!」

オープニングシーン

湯気で曇った鏡をさっと拭くと、そこに映ってたのはアン・ハサウェイ演じる、主人公のアンドレアいきなりスッピンで歯磨きしてる姿

わたしの好きなその映画では、それに続いて軽快な音楽と魅惑的な着替えやメイクアップシーンを背景に、お洒落なオープニングクレジットが流れてましたね。

でもうちの「プラダを着た悪魔」ならぬ「毛皮を纏った小悪魔」のプロデューサーは、どうも最初から別のプランをお持ちのようで、この後の展開がちょっと楽しみ。

とんだ勘違い

射し込む淡い光がなかなかの雰囲気を醸し出す中、どこか憂いを帯びた楚々とした佇まいが結構イケてる女優風のワンショット。

然るにその実態は、節電でやむなく照明減らした薄明かりの中、飯はまだかって小言言いにきた普通のおばはんのワンショット。

後悔先に立たず

女子が体重計を前にして見せるその一瞬のためらい、ジジイのわたくしめにもわからなくはないけど。

あの時、一舐めじゃ終わらないチュールの誘惑に負けてさえいなければと、今更思ったって後の祭りなのです。

レンジの上にも三年

3年どころか、こうして5〜6分も待てば海路の日和ありで、間違いなく具のチャーシューにありつけると本人は申しているようですが、一緒に食べようって言った覚えはありません。

猫ひげは危険なのです

猫の魅力の一つが、その根元に密に張り巡らされた知覚神経の働きにより、様々なセンサーの役割を果たしている触毛とも呼ばれる表情豊かなひげ。

中でもその際たるものが、口元から伸びて張り出した上唇毛という機能性に富んだ長くて立派なひげですが、それ見ると決まって思い浮かぶのが、同じように顔の横に張り出してるってだけで似ても似つかないミノカサゴって魚の胸びれ。

その先端の棘条には毒があるため、この御仁の場合は刺されるとやばい危険生物に認定されてるけど、猫だってそのひげに惑わされてしまったら最後、虜になっちゃうのは時間の問題って位の超危険生物ですから、出川哲朗じゃなくてもやばいよやばいよなのです。

似て非なるもの

「すわ一大事!白目むいちゃってるよ!」ってご安心めされよ、猫に白目はありません。白目のように見えるのは、目頭から目尻に向かって閉じる瞬膜(第三眼瞼)の仕業。

体調不良でも瞬膜が閉じてこうなることありますが、今は完璧にリラックスして爆睡中。あとで目覚めたら、本人には紛らわしいことするなって言っときます。

資源の有効活用

定番中の定番の腕まくらや膝まくらは言うまでもなく、ほかにも足首まくらに手首まくらに首まくら、挙げ句の果てには手のひらまくらや顔まくらなんてのまで、飼い主の各パーツをことごとく使い倒しちゃって至極ご満悦なひと。

だからって、人体に利用できない無駄な部位はない!なんてことは言ってないと思います。

三人三様・犯人多様

常日頃から、間断なく破壊行為を繰り返してきたうちの悪党どもの場合、その犯行後におまえがやったんだろうって詰問した時の反応は、概ねこの二つのタイプのうちのどっちか。

一つは、黙ってても真犯人だとすぐにわかっちゃうくらい、その狼狽ぶりが顔に出ちゃうタイプで、もう一つは、おちゃらけ顔してすっとぼけちゃう、およそ人を食ったようなタイプ。

ただし、それってうちの犬と猫がたまたまそういうキャラだっただけで、決してそれぞれの種に総じて見られる特性って訳じゃありませんから。

したがって、これだけをもってすべからく犬は正直で猫は狡猾だなどと短絡的に決めつけちゃって、勝手にレッテル貼っちゃダメって話ですよ。

などと言ってはみたものの、正直なところ何度見ても泣きたくなるわ。