ガラス越しに消えた夏

つい最近まですぐそこに夏がいたような気がしてましたけど、気づいたらいつの間にか消えていて、窓の外じゃヤモリさんが冬支度始めてました。

そのヤモリさんですが、冬越しのため猫屋敷の軒下を無償で借りる約束を取りつけるべく、本日はうちの渉外担当とガラス越しに膝を詰めて交渉中。

解読しない方が良いかも

猫の鳴き声は、音調の異なる多様性に富んだ多くの音によって構成されていて、その音がどのように作り出されるかによって3つのグループに分類されてるんですが、そのうちの1つが母音のパターンと呼ばれるもの。

その特徴的な鳴き声は、こんな風に大きく開けた口を徐々に閉じていく時に発するもので、その音調の違いによって異なる気分を表現できるんですが、大概は要求・当惑・不満などを言い立ててることが多いようです。

更にこれが発せられた暁には、それに絆された巷の猫の飼い主さんは、ことごとく猫様の従順なる手下・家来・下僕・召使い等々と化し、その仰せに従って唯唯諾諾と行動するようになってしまうという、この鳴き声にはそんな魔性が宿っているのでくれぐれもご注意ください。

因みに、わたしの場合手元にお気に入りのおもちゃを即刻用意し、何よりもこれを最優先すべくご下命を待ってますって、それ既に虜にされてるでしょう。

オープニングシーン

湯気で曇った鏡をさっと拭くと、そこに映ってたのはアン・ハサウェイ演じる、主人公のアンドレアいきなりスッピンで歯磨きしてる姿

わたしの好きなその映画では、それに続いて軽快な音楽と魅惑的な着替えやメイクアップシーンを背景に、お洒落なオープニングクレジットが流れてましたね。

でもうちの「プラダを着た悪魔」ならぬ「毛皮を纏った小悪魔」のプロデューサーは、どうも最初から別のプランをお持ちのようで、この後の展開がちょっと楽しみ。

三人三様・犯人多様

常日頃から、間断なく破壊行為を繰り返してきたうちの悪党どもの場合、その犯行後におまえがやったんだろうって詰問した時の反応は、概ねこの二つのタイプのうちのどっちか。

一つは、黙ってても真犯人だとすぐにわかっちゃうくらい、その狼狽ぶりが顔に出ちゃうタイプで、もう一つは、おちゃらけ顔してすっとぼけちゃう、およそ人を食ったようなタイプ。

ただし、それってうちの犬と猫がたまたまそういうキャラだっただけで、決してそれぞれの種に総じて見られる特性って訳じゃありませんから。

したがって、これだけをもってすべからく犬は正直で猫は狡猾だなどと短絡的に決めつけちゃって、勝手にレッテル貼っちゃダメって話ですよ。

などと言ってはみたものの、正直なところ何度見ても泣きたくなるわ。

水神様には事欠かず

古からの伝承によるとわが国での元祖水の神様って言うのは、日本神話とかに出てくる天水分神(あめのみくまりのかみ)ってお方がそれにあたるらしいんですが。

そんな大層なものではないものの、うちの水回りにも水神様の使い走りみたいなのが、いつも水守り番よろしく居ついてますけど、一度も仕事しているところ見たことありません

それでも水あるところにはあまねく出没し、ウォーターサーバーの上にまで神々しく鎮座ましますのを目の当たりにすると、何やら霊験あらたかに思えてきちゃうから不思議。

これまであの「水のトラブル何ちゃらアン」を一度も呼ばずに済んでこられたのは、そのご利益のおかげか?とついつい思っちゃいそうですが、正直ご利益ありません。

異種間の以心伝心

この「ヒトA→ネコC変換アダプター」の助けを借りれば、あえて言葉によらずともその思いのすべてを、最大5Gbpsもの高速で即座に転送することが可能ですよ。