ちびっ子ギャング

人一倍食い意地の張った婆ちゃんが、楽しみで楽しみで待ちに待ってた晩ご飯。

でも匂いを嗅ぎつけたが最後、無法者達がよってたかって掠め取るのです。

傷跡は勲章とか言われても

よちよち歩きを始めた食いしん坊な子猫あるある。

早くミルクを飲みたい一心で、飼い主の柔肌に爪を立ててよじ登り、手に持った哺乳瓶目指してもはや突進あるのみ。

その場合、自前のアックスとアイゼンを使って氷壁をよじ登る、アイスクライミングの体でそれされるので泣けます。

目指すは偕老同穴

いたわり合って生きてきた、 13年というこれまでの歳月を振り返り、お互いをねぎらう老夫婦であります。

でもってふたりの間の何だか微妙な距離は、断じて隙間風なんかが吹いてるわけじゃなくて照れなのです。

後悔先に立たず

女子が体重計を前にして見せるその一瞬のためらい、ジジイのわたくしめにもわからなくはないけど。

あの時、一舐めじゃ終わらないチュールの誘惑に負けてさえいなければと、今更思ったって後の祭りなのです。

刹那的すぎた出逢い

玄関前のパーゴラから旺盛に蔓を伸ばし1〜2階の壁面や屋根にまで這い広がった羽衣ジャスミンが、最近の急激な気温の上昇もあって一気に開花し辺り一面に甘く芳醇な香りを漂わせています。

その鬱蒼とした茂みの中から深夜にか細い子猫のような鳴き声が聞こえたのが気になって、翌日梯子を掛けて辺りを覗いて見たところ母猫が咥えてきたのではないかと思しき生後1週間ほどの子猫を発見。

保護した時には痩せ細った体で既に衰弱し切っており、哺乳瓶でミルクを与えようと試みるも全く受け付けず、あれこれ手当ての甲斐もなくそれから1時間後には虹の橋を渡っていってしまいました。

厳しい環境での子育てを強いられる野良猫の世界では、産まれた直後からあまり母乳を飲まないような子猫がいると育つ見込みがないと判断され、その子に希少なエネルギーが割かれないよう育児放棄したり捨ててしまう母猫は珍しくありません。

近所では時折野良猫と思しき雌猫を見かけるので、この子もそのような運命だった可能性が高く事程左様に自然の摂理は極めて過酷ですが、せめて橋のあちら側ではうちの大勢のOB達にこの子が精一杯可愛がって貰えるよう祈念いたしました。

猫のための家づくり

エクスナレッジが刊行する雑誌『建築知識5月号』で、うちらのボスが「特集/猫のための間取り」の監修などさせてもらっているんですけど。

記事の中で紹介されている猫達の居住空間ときたら、どれもこれも素敵すぎて頭クラクラしてきた。うちらもそういうとこで暮らしたいですわ。

ボスにはダメ元で、ここは言行一致でいくべきですよねって進言はしてみたものの、ひたすら聞こえないふりをされちゃったのでダメだこりゃ。