このお方の場合、雰囲気や行動を見てもそのおませな子っぷりは姉妹の中でも別格で、そのまま渋めの紬の着物でも着せたら、まだ中学生だってのに小料理屋の女将だと言っても通っちゃうぐらいの突出ぶり。
箱入り娘に倣いました
同様に家の外には出さないようにして、家庭の中でそれはもう大切に慈しみ育てている「籠入り息子」です。
もっとも、世間じゃいずれも完全室内飼いの猫って風に、味も素っ気もなく一括りにされちゃってますけど。
ドロンジョ様
これに似たキャラ、その昔どこかで見たことがあるような気がしていましたが、いま思い出しました!
そう!ツチノコプロのアニメ『ヤッターマン』に登場する、悪党三人組「ドロンボー一味」のリーダー!
その妖艶で知的な美女の「ドロンジョ様」だ!って言っても、深田恭子演じる実写版のそれじゃなくアニメの方ですよ。
子猫はもはや麻薬です
この小悪魔どもの保育に手を染めたが最後、その天真爛漫さの虜にされた挙句に、メロメロや首ったけや骨抜きに行き着くのは必至。
そうやって一度はまってしまうと容易には抜け出せない、その常習性と中毒性にはくれぐれもご注意召されよ。
お子ちゃま猫団子
本格的な厳冬期仕様ではなく、今頃のちょっぴり肌寒い時仕様です。
もうメイン料理用の8寸の大皿に盛って、食べちゃいたくなるほどに可愛ゆし。
乳児院を臨時開設
久方振りに、急遽訳ありの乳飲み子猫4匹を保護しました。兄妹なのか姉弟なのかは定かではありませんが、もう可愛いのなんのってじじい悶絶!
こちらがあと 10歳若かったら全員うちの子にしちゃってましたけど、後期高齢者ともなると最後まで責任を持って面倒を見てやるつもりでいても、こちらが先に逝っちゃう恐れがあるのでそれは断念。
かわりにこの子らの将来は里親さんに託すことにして、その際不安なく受け入れてもらえるような人馴れした里子を目指し、譲渡できる月齢までその心身共に健やかな成長を手助けする養育に日々邁進中なのです。
などと言ってる間に全員が早々と離乳し始めていて、すでに「乳児院」は実態にそぐわなくなってきているので、取り急ぎ看板を「児童養護施設」に書き換えることにします。
アサリの銀玉いのち
この球を咥えることで五感が確実に研ぎ澄まされる時、球からイメージをエネルギーとして受け取ると、もう一つ向こう側の自分を見ることになる、それがアートだ!って一体なんのこっちゃ。
それって、東急東横線日吉駅前の銀杏並木に設置されてる球体のモニュメントで、正式な名称が「虛球自像」通称「ぎんたま」にあやかったって訳ではないそうです。
寝化粧
今宵も寝顔に施すすっぴん風メイクに、ひたすら余念のないお方。これも淑女としての最低限の身だしなみだそうですが、そこまで念入りに仕上げても、それ目にするのって横で寝てるあたくししかいませんけどね。
完璧にたそがれる
部屋に明かりが灯る夕暮れ時、全盛期を過ぎた我が身の衰えを感じつつ、物憂げな様子で物思いにふけるその姿。
黄昏れるの意味するところ、その全要素を見事にクリアしちゃった演技力は、もはや名優と呼ぶにふさわしいうちの千両役者。
猫ひげは危険なのです
猫の魅力の一つが、その根元に密に張り巡らされた知覚神経の働きにより、様々なセンサーの役割を果たしている触毛とも呼ばれる表情豊かなひげ。
中でもその際たるものが、口元から伸びて張り出した上唇毛という機能性に富んだ長くて立派なひげですが、それ見ると決まって思い浮かぶのが、同じように顔の横に張り出してるってだけで似ても似つかないミノカサゴって魚の胸びれ。
その先端の棘条には毒があるため、この御仁の場合は刺されるとやばい危険生物に認定されてるけど、猫だってそのひげに惑わされてしまったら最後、虜になっちゃうのは時間の問題って位の超危険生物ですから、出川哲朗じゃなくてもやばいよやばいよなのです。