セコムしてますか

昨今の防犯システムと言えば、デュアルレンズ搭載・500万超高画素・3K画質・Wi-Fi 対応などをうたった、高精度な監視カメラによるデジタル式防犯システムが主流。

それに対しうちの防犯システムときたら、人間に比べ約4倍優れていると言われている動体視力と、同じく3〜8倍と言われている聴覚だけを頼りにした、猫の目と耳によるアナログ式防犯システムなのです。

でも侮っちゃいけません。このシステム、電源なくてもWi-Fi 電波届かなくても作動。360度が撮影可能などころか、どこまでだって追尾可能。暗視機能なんて、そこらの暗視カメラを凌駕するほどの優れもの。

ただし最大の難点は、融通無碍すぎること。目前の事象に興味が湧かないと起動しません。だから侵入者を動作検知して、通報してくれるかどうかは時の運。強盗に入られる前に、最新の防犯カメラ買った方が良いと思います。

どこ見てるんだか

見守りカメラというよりも、わたしらゴール前の写真判定カメラで撮られてる感満載なんですけど。やたら射幸心を煽る、3馬(猫)身差をつけての勝利の瞬間ですみたいな。

とんだ勘違い

射し込む淡い光がなかなかの雰囲気を醸し出す中、どこか憂いを帯びた楚々とした佇まいが結構イケてる女優風のワンショット。

然るにその実態は、節電でやむなく照明減らした薄明かりの中、飯はまだかって小言言いにきた普通のおばはんのワンショット。

スーパームーン

今宵中天にかかる満月は、今年の満月の中でも地球に一番近いらしくて、それで最も大きく見える満月ってことで「スーパームーン」って呼ばれてるんだとか。

でそれにあやかって、こちらも「スーパームーン」よろしく雲間からのぞくが如き満月顔(ステロイドの副作用の1つで、特徴的な外見上の変化として現れる、あのムーンフェイスじゃなくて天然物です)見上げながら、とりあえず情緒には欠けるなんちゃって月見を堪能。

わかるんかい

11年前の今日、キャットウォークの天窓にかかった月を眺めてた母と子のツーショットですが、子の方は「名月を取ってくれろと泣く子かな」と違い、月よりは団子、団子よりはチュールを好むタイプです。

それにしても、十年一昔とは言うけど今こうして見ると、撮影当時の母と子はもとより一緒に写ってる中秋の名月もさすがに若いねぇ。

貢ぎ物はブランドに注意

そんなに気になるならおもちゃ代わりにあげるよって言ったら、言下に猫だからってこんなバッタもん要らんわって拒絶されましたの図。メカは信頼の日本製だってのに、ロレックスだったら食いつくんかい!

<教訓>

・猫が狙った獲物を見る目をくれぐれも侮ることなかれ。

・猫への貢ぎ物はすべからく実よりも名を重んじるべし。