猫背で開脚前屈はNG

これ見よがしに年寄りの前で若さをひけらかすのはいいんだけれど、そうやって開脚前屈を披露することで股関節の柔軟さを見せつけようというのなら、背中が丸まらないようここは父祖伝来の猫背はすべからく封印し、背筋を真っ直ぐに伸ばした美しい前傾姿勢を保つようにしなくちゃね。

蓄エネ型腰巾着

巷ではやれ金魚のフンだ太鼓持ちだと色々言われておりますが、当人は師匠の元を片時も離れずにその脂身を経皮吸収して蓄え、いずれ師匠を超える隠れ肥満男子を目指すそうです。

アシュタンガヨガの嫌味のポーズ

日毎に動きがぎごちなくなる老体にもうひと踏ん張りさせようと、あたくしがグルコサミンやらコンドロイチン硫酸やらのサプリメントを吞み下してる横で、おのれの関節の可動域の広さとか動きの滑らかさを誇示するかのように、そういう優雅でダイナミックなポーズをこれ見よがしにとるのホントやめて欲しい。

初ボルダリング

ピッカピカの初心者でありながら、中級以上のテクニックであるダブルダイノやサイファーといったムーブに果敢に挑戦するちびっ子。こやつ只者ではない!

スプタ・ヴィラーサナ

ヨガで言うところの「横たわる英雄のポーズ」を実践してみるそうです。

でも画的には、どっから見たって「足の生えたナマコのポーズ」だよね。

何事も経験が大事

古より「馬には乗ってみよ人には添うてみよ」って言われてますので、代わりにそれ使うのも良しとします。

だからって、性格の良し悪しも分からない相手の言動に、訳も分からずに従う「尻馬に乗る」ような真似はしないでね。

そこ鍛錬しちゃダメ

そうやって興味津々なのはわかりますけど、あえて言うと肉球のケアには足裏筋トレのためのSIXPADは要りません。

万人を魅了する君らのチャームポイントは、鍛え上げたカッチカチの肉球ではなく、ぷにぷにの肉球であることをお忘れなく。

ヒラリー・ステップ

エベレストの頂上直下にある最後の難所、さながらそのデスゾーンで登頂の順番を待つパーティーの面々みたいな画。

昨今、わたしめの背中や肩をよじ登る遊びが人気を博しており、まさしくエベレストの頂上並みの混雑ぶりなのです。