出たな妖怪タペタム※

ようやく寝付けたと思ったら、上の方で何やらガサゴソと。寝ぼけまなこで見上げる頭上に魔物が二匹。ギャー!!!

※注)タペタムとは、眼の網膜の後方にあって光の反射板のような働きをしている層で、それによって網膜がとらえる光が増幅され、暗がりでも物が確認しやすくなることから、主に猫などの薄明薄暮性動物や夜行性動物に特有の構造です。暗がりでそれに強い光が当たると、このように反射してまるで魔物か宇宙人。

家政婦ならぬ猫は見た!

このお方、かって人気のテレビドラマみたいに人様には見せたくない陰謀や醜聞渦巻く自分家の裏側なんかを、常々ドアの隙間から覗き見してそうですけど、チュール奮発するんでそういう秘密 SNSとかにリークしないでください。

ところでこの縦長でスリット状の瞳孔って、カメラで言えば絞りを狭めたのと同じ理屈、取り込まれる光の量が少なくなるにつれて被写界深度が深くなるもんで、画角内の光景が広範囲にわたり鮮明に捉えられるようになるってわけ。

こんな隙間に特化したような目玉の持ち主にかかったら油断も隙もあったもんじゃなく、隙間という隙間からあれもこれも片っ端から覗き見されちゃいますから、ご家庭内で一悶着ありそうな飼い主さんはくれぐれもご用心召されよ。

猫トイレの衛生管理

職場のトイレの清掃状況などをチェックするため、衛生管理委員会の担当者による立ち入り調査が行われました。事前通告はなしの抜き打ちで、お目こぼしは期待できそうもない鋭い目つき(汗)

似非ヴァンパイア出現

せっかく明かりを落としてくつろいでいる部屋で、魑魅魍魎とかがうごめいていたらアカンでしょうが!的な、吸血鬼もどきの眼前大あくびの図。

大口開けたついでにと言っては何ですが、診た限りでは歯周病などもなく口腔衛生状態は良好で、間違って吸血しても問題ないので良しとします。

ロックな犬の飼い主を偲ぶ

本日は、院長とは同い年で先月29日に亡くなられたシーナ&ザ・ロケッツの鮎川誠氏のロック葬当日。何はともあれ先ずは合掌。

その鮎川氏とは、2年前に旅立った当院の番犬と生前に近所の緑道を散歩していた時、同じように愛犬を連れて散歩中のご本人と何度か遭遇したことがあるんだよね。

向こうは連れていた小型犬までがロック・スターそのものの雰囲気を纏って意気軒昂だったのに対し、こっちのヤンキーなだけの大型犬はそのオーラに圧倒されまくって意気消沈していたというトホホな思い出。

もっとも当のデカ犬は、当院のパンクな猫達にもなめられまくっていて、斯くの如くまったく頭が上がらなかったけどね。

異星からの訪問者風

夜中に起き出して寝ぼけ眼でトイレに行こうとした時に、暗闇でいきなりこんなビーム光線照射してくる正真正銘得体の知れない生き物に出くわしたら普通腰抜かしますね。

でもこれって本来が夜行性動物である猫の本領発揮とも言える高度な身体機能のなせる技でして、その目の中に取り込まれた光が目の奥の網膜の後ろにあるタペタム(輝板)という反射板の役目をする構造物に当たることで光って見えるんですわ。

その際、一旦網膜の視神経が捉えた光をこのタペタムで反射して再度網膜に戻すことで僅かな光でも2倍の増幅効果が得られるため、猫は人と比べその7分の1程度の光量があれば暗闇でも鮮明に物が見えるんですね。

それ知ってれば暗闇での未知との遭遇とばかりに腰抜かさんですみますよ。

高齢化問題

三兄妹が内揃って密談中。どうやらいずれ育ての老親の面倒を誰が見るのかって相談らしいんだけど、いやいやあたしら夫婦頑張ってあんたらよりもしぶとく健康で長生きするんでそこは心配無用だから。最悪老老介護になっちゃったとしても、助っ人として少しは当てに出来そうな大の猫好きな実の子いるし(笑)

幽霊の正体見たり枯れ尾花

本日は二十四節気で言うところの小満ということで、万物が次第に成長して一定の大きさに達して来る頃だからという訳でもないですが。

何やら首の後ろに生えた肉球の様な形をしたものが成長して来たので、すわっ!怪奇現象と思いきや…

疑心暗鬼とはかくやあらん。